先代の私 でも、、、
「だって可愛いから」



「うー。僕ってカッコいいって言われないんだけど……」



そりゃ可愛い方が目立………って、話が完全にずれたな。



「とにかく、絶対に静夜が家業に手を出すのはもっと後だ。桜花副総長を誰かに継承し先代になって、学歴もちゃんとついてからだ」



「………でも、僕遊んでばか「遊ぶのは普通だ。いや当たり前だ。私は散々授業サボって桃香達と遊びまくってた」」



うん、小学校は授業中に喋りまくって一緒に居まくって、

中学では朝登校してすぐ屋上でサボりまくって桜花に静司兄の紹介で入って遊びまくった。



で、16で臨時の総長になって静夜、今に至る。



「でもお姉ちゃんだってまだ17でしょ。僕と大差無いし……」



あーもー面倒だなー。



「私は静司兄にも静夜にも風魔の家業だろうと、戦闘なんてしてほしくないんだ。静司兄には自由な楽しむ時間が少なかった。長男だからってプレッシャーも、感じさせないだけであったと思う」



容姿端麗、才色兼備、文武両道の静司兄の隣に女性が居たことを1度たりとも見たことが無い。



言ってないだけかも知れない。

でも、それでも静司兄は兄なんだ。



妹と弟を持つ兄。



いっつも余裕そうで焦ってる所なんて見せた事が無いのは、

裏を返してみればそれだけ努力を私達の見えない所でしてると言うことだろう。



プライベートと仕事。



両立してるというより、私の見る限り仕事人間だ。



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