先代の私 でも、、、
少しして顔も平常に戻ってき、目線を前に向ける。



特に変わることもなく、普通な6代目。



何も喋らずシーンとした空間。

そんな空間を破ったのは、静夜だった。



「じゃあ、下っ端数人もう呼ぼっか!」



「えっ、良いんですか?もう」



私に好きにしろと言わせたのに、驚いた様に言った綾人。



「え?んー、良いよね?お姉ちゃん」



「あぁ、構わないが」



呼ぼっか!とあんなに自信満々で言ってたのに、

もう私に聞かなくても……。



「良かったー。あっ、お姉ちゃんが桃香さん達に連絡してくれる?僕達知らないんだ、先代の番号」



知らなかったのか。



そう思いながら、携帯を取りに自室に向かう為立ち上がり、廊下に出る。



「えっ、お姉ちゃんどこ行くの!」



「部屋だ」



そう言い廊下を進んで階段を下りて、また廊下を進んで結構な長さの廊下を進み、

自室に入る。



数日は家に居るから、携帯は持ち歩かずに自室にいつも置いてるのだ。



携帯を取ってすぐ、鎮に電話を掛ける。



何コールかしてから通話が始まった。



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