先代の私 でも、、、
『もしもし彩華、久し振り。どうしたの?』



「あぁ、実は綾人達に現役の桜花メンバーを鍛えてくれって言われてな」



『えっ、そうなの?丁度僕達桜花の倉庫に行こうってなってね』



「僕達?」



僕達って、桃香達だろうか。



『そうそう。何か、最近桜花に敵対する族が居て、結構便乗して他の族も来そうだから、お手並み拝見の手合わせみたいな?』



「あー」



ん?

じゃあ私要らなく無いか?



『桃香が電話掛けるってさっき言って向こう行ったんだけど、タイミングで僕に掛かってきたみたいでびっくりしたよ』



「そうなのか」



『そうだよ。あっ、綾人達に頼まれたって事は今桜花?』



「いいや、昨日から家に幹部達が泊まりに来ててな」



『そうなんだ…』



ん?

「どうした?」



『幹部達がそっちに居るなら、そのまま鍛えるのかなって思ってね。僕達で下っ端鍛えようか、それとも一旦彩華の家行こうかどっちが良いかなって』



あー。



「家の道場で数人ずつ鍛えるらしいんだが、詳しくは分からないんだ」



『そっか。なら綾人達に電話してみるよ』



「番号知ってるのか?」



『ん?まぁ調べたりしたからね』



「そ、そうか」



鎮らしいな。



『うん、じゃあね』



「あぁ」



電話を切り、一応携帯を羽織のポケットに入れて移動する。

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