社内恋愛の絶対条件!"溺愛は退勤時間が過ぎてから"
「胡桃沢さん、是非、保育施設で働いて下さいね。資格を持っていて、役立てないのは勿体無いですから。給与等は社長を含め、検討させて頂きますので改めて提示させて下さい」
並べられた資料をまとめながら副社長が穏やかな口調で、私に再度のオファーをする。
願ってもいない出来事に驚いたが、こんなチャンスは滅多にないのでお引き受けする事にした。
資格が無駄にならずに済んだし、子供達と過ごせる夢の様な仕事についに就職出来るかと思うと心が踊る。
就職情報誌とはおさらばだし、需要がある限りは定年まで働ける仕事なので有難い気持ちでいっぱいになった。
「…煌君、どう?オフィス内でも引き受けてくれる?」
「大体の構想は浮かんでるけどね、有澄や大貴のお願いは聞きたくないよね…。和奏ちゃんからお願いされたら、頑張るよ?」
副社長が花野井さんに尋ねると跳ね返り、私に振られてドギマギしてしまう。
隣に座る花野井さんから流し目で訴えられる。
花野井さんは副社長の御親戚だけあって、顔の系統が副社長に似ているのか、どちらかと言えば女顔で、大人の色気を放つ男性だ。
隣からは、ふんわりと甘く良い香りが絶えずに漂っていた。
並べられた資料をまとめながら副社長が穏やかな口調で、私に再度のオファーをする。
願ってもいない出来事に驚いたが、こんなチャンスは滅多にないのでお引き受けする事にした。
資格が無駄にならずに済んだし、子供達と過ごせる夢の様な仕事についに就職出来るかと思うと心が踊る。
就職情報誌とはおさらばだし、需要がある限りは定年まで働ける仕事なので有難い気持ちでいっぱいになった。
「…煌君、どう?オフィス内でも引き受けてくれる?」
「大体の構想は浮かんでるけどね、有澄や大貴のお願いは聞きたくないよね…。和奏ちゃんからお願いされたら、頑張るよ?」
副社長が花野井さんに尋ねると跳ね返り、私に振られてドギマギしてしまう。
隣に座る花野井さんから流し目で訴えられる。
花野井さんは副社長の御親戚だけあって、顔の系統が副社長に似ているのか、どちらかと言えば女顔で、大人の色気を放つ男性だ。
隣からは、ふんわりと甘く良い香りが絶えずに漂っていた。