社内恋愛の絶対条件!"溺愛は退勤時間が過ぎてから"
【番外編】溺甘な時間は職場外から始まる!(side:大貴)
職場の受付カウンターで微笑む彼女を遠くから見る度に心の中が暖かくなる。
本人には恥ずかしくて言えないが、可愛らしい笑顔に癒される毎日。
近付いて話をしたいのは彼女だけではなく、俺だって同じだ。
社内では見知らぬ人の様に過ごし、残業の無い日は職場付近で待ち合わせをして、食事を一緒に取ってから自宅まで送迎をする。
一時でも傍に置いて置きたくて、彼女を独占したくて…自分でも呆れる程に彼女への好きだと言う気持ちが強い事を思い知る。
「今日…、他者の営業に名刺渡されてなかった?丁度、副社長との外出に行く時に見かけたんだけど…」
こんな些細な事で咎めるなんて、俺らしくない。
「社交辞令で貰いましたけど…?」
「…食事とか誘われたの?」
「……はい。でも、やんわりと断りましたから。相良さん以外は興味ありませんし」
「………ふうん?その割には楽しそうに話してた気がするけど…!」
明日は公休日なのもあり、送迎ついでに彼女のアパートに寄ったのは良いのだが…、小さな鍋で二人分のカフェオレを作ってくれている彼女に嫌味をぶつけてしまう。
本人には恥ずかしくて言えないが、可愛らしい笑顔に癒される毎日。
近付いて話をしたいのは彼女だけではなく、俺だって同じだ。
社内では見知らぬ人の様に過ごし、残業の無い日は職場付近で待ち合わせをして、食事を一緒に取ってから自宅まで送迎をする。
一時でも傍に置いて置きたくて、彼女を独占したくて…自分でも呆れる程に彼女への好きだと言う気持ちが強い事を思い知る。
「今日…、他者の営業に名刺渡されてなかった?丁度、副社長との外出に行く時に見かけたんだけど…」
こんな些細な事で咎めるなんて、俺らしくない。
「社交辞令で貰いましたけど…?」
「…食事とか誘われたの?」
「……はい。でも、やんわりと断りましたから。相良さん以外は興味ありませんし」
「………ふうん?その割には楽しそうに話してた気がするけど…!」
明日は公休日なのもあり、送迎ついでに彼女のアパートに寄ったのは良いのだが…、小さな鍋で二人分のカフェオレを作ってくれている彼女に嫌味をぶつけてしまう。