社内恋愛の絶対条件!"溺愛は退勤時間が過ぎてから"
秋葉さんが降りた後、その場では自分の携帯の番号を相良さんに渡してもらうとか思いつかずに自分自身にガッカリした。
せっかくのチャンスを無駄にした感じだった。
あーぁ、我ながら機転の効かない女だな、私は…。
「おかえりなさい、先輩。頼まれていたデータ入力が終わったので、届けて来ますね」
「うん、お願いします」
会議室の掃除当番から戻ると、すぐに奈子ちゃんは席を外した。
奈子ちゃんが席を外してから来客は一件、その後はまたデータ入力作業。
「お疲れ様です。相良さんから頼まれました。では、また!」
データ入力作業に夢中になっていたら、目の前には秋葉さん。
小さいメモ紙を2つ、私の前にカサッと差し出して、お礼を言う間もなく、バイバイと可愛らしく手を振って行ってしまった。
奈子ちゃんも居ないので、来客が居ない内にメモ紙を広げる。
1つは携帯の番号に相良と記載されていた。
もう1つは手紙で、"くるみさわさんへ。相良さんの番号です。会えない時はかけてみてね。ついでに私の番号とアドレスです。良かったら仲良くして下さい(^^)"と書いてあった。
せっかくのチャンスを無駄にした感じだった。
あーぁ、我ながら機転の効かない女だな、私は…。
「おかえりなさい、先輩。頼まれていたデータ入力が終わったので、届けて来ますね」
「うん、お願いします」
会議室の掃除当番から戻ると、すぐに奈子ちゃんは席を外した。
奈子ちゃんが席を外してから来客は一件、その後はまたデータ入力作業。
「お疲れ様です。相良さんから頼まれました。では、また!」
データ入力作業に夢中になっていたら、目の前には秋葉さん。
小さいメモ紙を2つ、私の前にカサッと差し出して、お礼を言う間もなく、バイバイと可愛らしく手を振って行ってしまった。
奈子ちゃんも居ないので、来客が居ない内にメモ紙を広げる。
1つは携帯の番号に相良と記載されていた。
もう1つは手紙で、"くるみさわさんへ。相良さんの番号です。会えない時はかけてみてね。ついでに私の番号とアドレスです。良かったら仲良くして下さい(^^)"と書いてあった。