社内恋愛の絶対条件!"溺愛は退勤時間が過ぎてから"
胡桃沢 和奏、25歳。
派遣の受付嬢をしていて、4月から彩羽(いろは)コーポレーションの本社に勤務になりました。
同じく、4月から副社長の専属秘書になった相良さんに一目惚れをしてしまい、7月下旬に勢い余って告白しましたが玉砕しました。
『業務中ですので、お答え出来ません』との返答を受け、振られたのかどうかも分からず、ただ落ち込むばかり。
突然の告白から相良さんには会えず、通りかかるのをただ見ているだけ───……
若い受付嬢が入社してくる中、私はもう潮時かな?と思っている。
他の仕事はした事がなく、辞めるにしても職が見つかるかどうかも不安。
特別高いスキルがある訳でもなく、英会話も挨拶程度にしか出来ず、いっその事、永久就職しちゃいたい。
永久就職するなら、本当に好きな人が良いな。
「先輩は誰が好みですか?私は断然、副社長ですけどっ!」
受付カウンターで隣に座る新人の奈子ちゃんが遠くに見えた副社長を見つけて、頬を赤くしながらはしゃぐ。
派遣の受付嬢をしていて、4月から彩羽(いろは)コーポレーションの本社に勤務になりました。
同じく、4月から副社長の専属秘書になった相良さんに一目惚れをしてしまい、7月下旬に勢い余って告白しましたが玉砕しました。
『業務中ですので、お答え出来ません』との返答を受け、振られたのかどうかも分からず、ただ落ち込むばかり。
突然の告白から相良さんには会えず、通りかかるのをただ見ているだけ───……
若い受付嬢が入社してくる中、私はもう潮時かな?と思っている。
他の仕事はした事がなく、辞めるにしても職が見つかるかどうかも不安。
特別高いスキルがある訳でもなく、英会話も挨拶程度にしか出来ず、いっその事、永久就職しちゃいたい。
永久就職するなら、本当に好きな人が良いな。
「先輩は誰が好みですか?私は断然、副社長ですけどっ!」
受付カウンターで隣に座る新人の奈子ちゃんが遠くに見えた副社長を見つけて、頬を赤くしながらはしゃぐ。