社内恋愛の絶対条件!"溺愛は退勤時間が過ぎてから"
信号が青に変わり、ゆっくりと走り出す車と共に、
「…そうですか。…今度、プールに行きましょうと誘われてるのですが…胡桃沢さんも行きますか?多分、お盆休み辺りかと思うのですが…」
と相良さんに聞かれたが、お盆休みは毎年、実家に帰省しているので少し戸惑う。
実家に帰省しても友達と会うくらいで、その他の用事がある訳ではない。
友達も仕事が忙しかったり、子育てだったりでなかなか会えないのが現状で、夜にしか会えない事が多いので昼間は丸っきり暇だったりする。
今年はお盆休みじゃなくても良いかな?
相良さんの折角のお誘いだもの、断りたくない!
「い、行きたいです!…でも、私なんかが混ざっていいんですか?」
「秋葉さんがお誘いしてるんですから、どうぞ遠慮なく」
「はい、有難うございますっ」
秋葉さんが誘ってくれた事が嬉しくて、心底、女神様だと思っていたのも束の間、次の一言で女神様の姿は消え去る。
「…しかし、その卑屈になる癖、やめた方がいいですよ」
悪魔、降臨。
無表情で言われると心に言葉がグサリと刺さり、何も言えなくなった。
「…そうですか。…今度、プールに行きましょうと誘われてるのですが…胡桃沢さんも行きますか?多分、お盆休み辺りかと思うのですが…」
と相良さんに聞かれたが、お盆休みは毎年、実家に帰省しているので少し戸惑う。
実家に帰省しても友達と会うくらいで、その他の用事がある訳ではない。
友達も仕事が忙しかったり、子育てだったりでなかなか会えないのが現状で、夜にしか会えない事が多いので昼間は丸っきり暇だったりする。
今年はお盆休みじゃなくても良いかな?
相良さんの折角のお誘いだもの、断りたくない!
「い、行きたいです!…でも、私なんかが混ざっていいんですか?」
「秋葉さんがお誘いしてるんですから、どうぞ遠慮なく」
「はい、有難うございますっ」
秋葉さんが誘ってくれた事が嬉しくて、心底、女神様だと思っていたのも束の間、次の一言で女神様の姿は消え去る。
「…しかし、その卑屈になる癖、やめた方がいいですよ」
悪魔、降臨。
無表情で言われると心に言葉がグサリと刺さり、何も言えなくなった。