満月の扉
扉
………ん……んん…ん……ん?……暗い?
俺は…………
あぁ。流星にあたって天国来たんだっけ?
でもにしては暗くない?
真っ暗じゃん。
天国って真っ暗なのか?
イメージ壊れるなぁ。
あっもしや地獄とか?
えー。そりゃないよ。
いや…?てかなんかこれって…………。
「………ん」
俺はゆっくりと瞼を開いた。
視界にいきなり光が入ってきたので目を手で何回もこすった。
体を少し動かしてみる。
自由に動くのを確認し、起き上がってみた。
そしてやっと慣れてきた目で辺りを見回すとさっきの俺の家の屋上だった。
なんだ。何も変わっていないじゃないか。
そう思い肩をおろした。
こっちは死ぬかと思ったのにそりゃないよなぁ。なんかカッコ悪いし。
そう思い頭をかいた。
もしかしたら夢だったのかもな………。
「……よし。帰るか…………………え?」
帰ろうと思い後ろを振り替えるとそこには………
そこには………
「……………えっ?扉?」
そこには光輝く扉があった。