満月の扉
俺はそこまでロマンチストではない。
ハ◯ー・ポッ◯ーのような魔法ものなんかは低学年のころに卒業した。
まぁデカイヤバい流星が落ちて、光輝く扉がでてくる物語みたいな話に巻き込まれるなんて……
「……………あるとわなぁ……。」
俺は腕を組みながら光輝く扉をまじまじと眺めた。
てかどうしよ。
このままスルーなんてできやしないしなぁ。
俺は頭をかいた。
こういう時の対処法なんて知らないし…。
う〜ん………。
頭をかきながら考えていたらふとある言葉が浮かんだ。
『……何でも気になるならチャレンジしてみるべきだよ陽平……』