満月の扉
おばあちゃんがいつものよいに言っていた言葉のひとつだ。
俺が迷っていたらいつもいつも言ってくれて俺に勇気をくれた。
確かにこの扉をきにならないやつはいない。
てかかなり気になる。
俺はゆっくりと手を金属製の丸型ドアノブにかけた。
そのまま目を閉じて深呼吸。
心臓がトクトクと高鳴る。
もう一度深呼吸。
そしてゆっくり瞼を開き、ドアノブに力を入れる。
ドアノブをゆっくりと回し、ドアを引く。
するとドアのすきまから光が漏れてくる。
そのまま引いていくと漏れてくる光が倍増してもう直視が出来なくなり、目を細めた。
ドアを全開にした時、あたたかな光が僕を包んだ。
扉の中はただ神々しい月の光のような光が出ていて何があるかまるでわからない。
このまま進んでいいのか?でも…この奥に何があるんだ……?
『気になるならチャレンジ』
またおばあちゃんの言葉が頭をよぎる。
ドキドキと高鳴るばかりの心臓を落ち着かせようとまた深呼吸してみる。
だけど心臓は高鳴るばかり。
………行ってみるか…
俺はゆっくり、しかし確実に扉の中に一歩ずつ足を踏み入れていった………。