彼女の真意
バレンタイン

調査

バレンタインに告白するって決めたけど、どうしたらいいんだろう。
せっかく、だから、たとえ気持ちが届かなくても好きなものをあげたいな。

「悩むなら本人に聞いてみれば?」
由奈に言われ、聞いてみることにした。

次の日、偶然を装い一緒に帰ることに成功した。

相手が駿くんだとばれないように………
「男の子って、どんなちょこが好きなの?」
「は?」
いきなりこんな質問やっぱりあやしかった?!
「なに。みあ、好きな人がいるの?」
「あー。うん。でも、男の子の好みとかわかんないし、お兄ちゃんに聞いたらなんでもいいんじゃない?とか言われるし。」
お願い。相手のことはきかないで。
「そか。うーん。好みもあるし一概にはいえないなー。
でも、一番はみあの気持ちがだいじなんじゃない?」
「私のきもち?」
「そ。うまくいくといいな。」
応援されちゃった。やっぱり友達としか思われてないんだなー。
「ちなみに、駿くんだったらなにがいい?」
「俺?は…クッキーとか?」
「ちょこじゃないじゃん笑」


ねぇ、駿くん。
駿くんの言葉、信じるよ?きもちが大事って。
たとえ、友達としか思ってくれてなくても、
私のきもちは伝えたい。

駿くんが好き。ずっと、ずっと。
< 4 / 8 >

この作品をシェア

pagetop