彼女の真意
エピローグ 彼女の真意 駿side
みあから渡されたのははクッキーだった。
俺に渡すために俺に聞いてたとか笑える。
みあにも、気づかなかった俺自身にも。
公園で並んで一緒に食べた。
「いつから私のこと好きだったの?」
「小学生の時。」
「もしかして…」
「あの時はごめん。期待したくなくてあんなこと言ったけど。あのころからずっと好きだった。」
「ふふふ、じゃぁ、ずっと両想いだったんだ。」
「これからは、『お兄ちゃんみたいな人』って答えずに、『彼氏がいるから』って答えろよ。」
「うん。でもお兄ちゃんみたいな人っていうのも嘘じゃないんだよ?」
「どういうこと?」
「駿くん、運動も勉強もできるし…かっこいいし。
駿くんを誰かに例えようとしたらおにいちゃんだったの笑
『お兄ちゃんみたいな人』って答えながらいつも駿くん思ってた。
おにいちゃんが強烈すぎて誰も気づいてなかったけど。」
なんだそれ
「そんな表面的なことじゃなくて、『やさしくて、思いやりのある』駿くんが好き。ずっと一緒にいてね」
「うん。一緒にいような。」
end
俺に渡すために俺に聞いてたとか笑える。
みあにも、気づかなかった俺自身にも。
公園で並んで一緒に食べた。
「いつから私のこと好きだったの?」
「小学生の時。」
「もしかして…」
「あの時はごめん。期待したくなくてあんなこと言ったけど。あのころからずっと好きだった。」
「ふふふ、じゃぁ、ずっと両想いだったんだ。」
「これからは、『お兄ちゃんみたいな人』って答えずに、『彼氏がいるから』って答えろよ。」
「うん。でもお兄ちゃんみたいな人っていうのも嘘じゃないんだよ?」
「どういうこと?」
「駿くん、運動も勉強もできるし…かっこいいし。
駿くんを誰かに例えようとしたらおにいちゃんだったの笑
『お兄ちゃんみたいな人』って答えながらいつも駿くん思ってた。
おにいちゃんが強烈すぎて誰も気づいてなかったけど。」
なんだそれ
「そんな表面的なことじゃなくて、『やさしくて、思いやりのある』駿くんが好き。ずっと一緒にいてね」
「うん。一緒にいような。」
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