【完】たとえ他人でもまた君に恋をする
そう書かれた手紙が入っていた。
何で、最後まで俺を想っててくれるんだよ。
きっと、他にもあるだろ?
優しすぎなんだよ。
最初初めて話した時の口調は、さすがにびびったぜ?
本当こいつに俺は惚れると思ってもしなかったわ。
けど、その笑顔を見るたび俺は、お前を選んでよかったと思ってる。
封筒に、透明な袋の中に紐の通った指輪が入っていた。
俺は、それを首につけた。
それと、10枚くらいの俺らが笑いあっている写真が1枚1枚大切に入っていた。
写真は、どれも幸せそうな顔をしている俺ら。
なぁ、桜依。
俺達の約束叶うといいな。
絶対に、叶えさせようぜ。
忘れたりしねぇーから俺もきっと、桜依が最初で最後の最愛の妻だから。
愛してるよ。
“I love you best in the world”
(君を世界一愛してます)
それ、こっちのセリフだっつうの。
本当俺を、選んでくれてありがとう。