Lingerie~after story~
「分かってると思うけど、
まっすぐ家に帰ってよね」
「さすがにこんなぼさぼさ状態で
お洒落レストランに戻る勇気ない」
「間違ってもイズミのとこ戻るなよ」
「でも、このまま何にも言わないで帰るのも…
清算だって…」
「イズミに食われるような事態になったら
監禁して天井から吊るしちゃうよ?」
「っ……ら、LINEにしておきます」
「ん、いい子。戻ったら色々なキスを実践で
教え込んで気持ち良くしてあげる」
「っ………」
「フハッ、何期待して顔赤くしてるの?」
「っ……してるよっ!!悪いっ!?」
「っ…!!?っ~~~~本っ当……ムカつくな」
「ええっ!?何でぇ!?」
意地悪な物言いに開き直って逆切れしてやれば、
何故だかしてやられた様に苦悶したのは彼の方。
『だから、開き直って可愛い事言うんじゃねえよ』
そんな事を彼が思って悶えていたなんて露知らずだ。
恋の病はどうやら完治しないらしい。
動悸、息切れ、発熱…。
それに気持ちいいなんて思い始めた私は末期?