Lingerie~after story~
明け透けに悩みを打ち明かしてしまえば……
「つまりは九条とエッチしたくて欲求不満って事でしょ?」
「っ______!!!?」
「あら、面白い顔。図星なのに羞恥心から否定したい。なのに出来ないって悶絶して心で大絶叫ってところかしら?」
「も、……もう、お嫁にいけないぃぃ」
「あら、大丈夫よ。少なくとも2人はあんたの婿に手を上げっぱなしだから」
ああ、今日も、ニッコリ微笑む姿はその唇まで艶やかで女子力高いおネエさまなのに。
口を開けばなんて意地悪く私を突いて遊ぶのか。
いや、元を言えば突かれに出向いたのは私と言える。
悲しいかな友人として頼れる女子はおらず、今まで女性的な悩みも含め何かあった時の頼れる駆け込み寺。
さすがに悩みが悩みときたものだから私だって迷い踏みとどまってはいたのだ。
それでも、悶々と悩み抜いた末に恥を忍んで縋り付いたこの瞬間であるのだけども。