Lingerie~after story~
「とにかくっ、ダメっ、ペナルティ!」
「はいはい、ペナルティねぇ。で?そのペナルティって何でしょうかね?」
「っ………さわ……らせて……」
「……………」
「大人しく……私に触らせなさい!」
「はっ!?ちょっ……」
ああ、有言実行?
言うや否や、照れ隠しも含みで俺の胸に顔を埋めて抱きついてきた彼女には完全に不意打ちを食らった。
しかも今もギュウギュウっと必死に縋るように身を預けてくるから堪らない。
しかも抱きつくだけならまだしも……、
「っ……ミモリさん?何服に手突っ込んで背中触ってんの?」
「っ……煩い。……黙って触られてって言ったでしょ」
「いや、大人しくとは言われたけど黙れとは……」
「じゃあ、黙って大人しく地蔵の如く不動で私に触られて!!」
ミモリさん……何の拷問なんでしょうか?
そう思っている間も肌の熱を貪るように這う彼女の指先。
それにジリジリと欲を煽られ熱くなるのが自分で分かる。
そんな俺を知ってか知らずか、彼女の掌が戸惑いながらも移行して胸元へと這ってくる。
チラリと覗き込んだ彼女の捉えらえる頬は真っ赤で、その延長線の耳まで赤いのを確認すればクラリと逆上せた。
生殺し……。