Lingerie~after story~







「っ……」

「おかえり、ミモリさん」

「ねぇ、馬鹿なの!?寝てなさいって言ったでしょ!!」

何で帰宅早々に病人である相手に声を荒げなくてはいけないのか。

確か、どう労わってどう看病してあげようかと身を案じて帰路についていた筈なのに。

実際帰宅して目の当たりにした光景には唖然とした後に沸々と沸いた憤りで労わりの心も半減した。

だって、

「何で体調不良で仕事早退してるのに今ここで仕事してるの!?何このデザイン画の山!スケッチブックを置け!!」

「そんなキリキリ怒らなくても。ちゃんとベッドには入ってるしコレ仕事じゃないし。ミモリさん専用ランジェ……」

「尚の事今するな!!何してるの!?病院行ったら39度も熱あったってイズミに聞いたんだからね!?」

「今はとんぷく飲んだから熱引いてるよ」

「とんぷく飲んだからこそのその状態なんでしょ!?」

熱が抑えられ楽になったからって何を当たり前に無茶をしているのか。

一体どこの大きな子供なんだ!?と頭を抱えてまで悩ましく思ってしまうこの現状。




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