記憶の中の君は甘かった。
プロローグ
好きだった。


碧のダークブラウンの瞳が。


さらさらと流れる黒髪が。


透き通るような白い肌や、線の細い体が。


私は全部覚えているよ。


だから私がこれからも、碧に恋をしよう。


恋をして、何度だって恋をして。
また碧の記憶を二人で増やしていこう。

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