愛人契約
その時だった。

シャワー室が開いて、本田さんが入って来た。

「あっ、忘れ物ですか?」

「ううん。」

そしてそっと、本田さんに抱き締められた。

「ごめん。急にあんな事を頼んでしまって。」

「いいえ、気にしないで下さい。」

「他の人を探したんだが……何て言うか……」

「はい?」

本田さんは私を引き離すと、私を見つめた。

「君と行くパーティーは、どうなのかなって。急に思って。」

嬉しくて、なんだかニヤけてしまう。


その上、本田さんのが硬くなっているような気がした。

「もう一度抱いたら、追加料金とかある?」

「あっ、いえ……」

その細くて長い手で胸を揉まれ、舌でコロコロと転がされた。

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