バスケばかのアイツに恋してる
なんだそれ…

なんでまこはそんなにいいやつなの?

私はまこに嫉妬してたのに

自分が惨めで嫌になる


「まこがそんなこと試合前に
考えてるなんて知らなかったよ」

本当に知らなかった

まこが本当にいいやつだと思った

「そうかな?
でも誰かに話したのはもなが初めてかも」

ニコッ

そして私に
太陽のようなキラキラした温かい笑顔を見せた

まこの笑顔を見たらじんわりと胸が温かくなった

「話してくれてありがとう。まこ
うれしいよ!」

二人で顔を見合わせて笑った


ガラッ

他の一年生たちが入ってくる

それに続いて先輩たちも来た


それから30分ほどたって午後からの試合が始まった

午後からの試合もまこは活躍していた

私も精一杯応援した

ーーーーーーーーーーーーーー
午後の試合が終わった

今はうちの高校と藤崎高校が向き合って並んでいる

「気をつけ!ありがとうございました」

「「「「「「ありがとうございました」」」」」」

チーム全体であいさつをして私たちの高校へ向かった


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