父へ
おとうさん
父へ
あなたは知っているだろうか
本当はあなたを父として誇りに思っていた娘の気持ちを。

私たち家族の始まりは父と母の出会いに遡る。10歳離れた母と10年に及ぶ大恋愛の末結婚した父は既に38歳。所謂晩婚であった。
結婚して2年、ようやく授かった小さな小さな私を抱いたのは40歳の時であった。
幼稚園にあがると周りのともだちの父親達はみな20代や30代ばかり。私は幼いながらに自分の父親だけ周りのともだちの父親よりも歳をとっていることを理解していた。
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