イケメン部 〜第3巻〜
彼の手の力が強すぎて抵抗ができない。


そして、



「……んっ!」



ゆっくりと唇が重なりあった。


温かい…いや、あつい。

身体が…

火照るような気がした。




ガチャッ




ーーーと、ふいにドアが開く音がし、



「離れろ…」



どこか聞き覚えのある低い声が聞こえた。


城津は澪和を離さない。

というより寧ろ、長く、深く、だけど優しく、数回に渡ってキスを交わしてきた。


澪和は抵抗するにもできず、それを許してしまう。


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