イケメン部 〜第3巻〜
結局、
「…しゃーねぇ、今日はテメェに譲る。…次は俺が海空と一緒に帰る」
西条が澪和の手を離し、ひと段落がついた。
駅へと向かう途中、御影は無言だった。
まっすぐ前だけを見ている。
…何か考え事してるのかな?
澪和は敢えて、声をかけるのをやめておいた。
そして、駅に着いた時だった。
「…海空、目を瞑れ」
「……え?」
…チュッ
「…っ!!!」
一瞬だった。
「…しゃーねぇ、今日はテメェに譲る。…次は俺が海空と一緒に帰る」
西条が澪和の手を離し、ひと段落がついた。
駅へと向かう途中、御影は無言だった。
まっすぐ前だけを見ている。
…何か考え事してるのかな?
澪和は敢えて、声をかけるのをやめておいた。
そして、駅に着いた時だった。
「…海空、目を瞑れ」
「……え?」
…チュッ
「…っ!!!」
一瞬だった。