イケメン部 〜第3巻〜
其ノ弍
心が空っぽなまま澪和は帰宅した。
相変わらず両親ともいない寂しい家に。
リビングのテーブルの上にはいつも通り大金と共に、『使ってください』の文字。
いつの間にかお母さんが帰ってきてお金を置いていったようだ。
「…はぁ」
制服を脱いで勢いよくベッドにダイブする。
頭の中は城津の事でいっぱいだった。
急にあんな事をされたからーーー
入部してすぐの頃、『お兄ちゃん』として頼ってほしいと言われた事があった。(1巻参照)
でもこの前の城津はお兄ちゃんというより、『恋人』の立場を欲しているようだった。
モヤモヤして気持ちが悪い。
相変わらず両親ともいない寂しい家に。
リビングのテーブルの上にはいつも通り大金と共に、『使ってください』の文字。
いつの間にかお母さんが帰ってきてお金を置いていったようだ。
「…はぁ」
制服を脱いで勢いよくベッドにダイブする。
頭の中は城津の事でいっぱいだった。
急にあんな事をされたからーーー
入部してすぐの頃、『お兄ちゃん』として頼ってほしいと言われた事があった。(1巻参照)
でもこの前の城津はお兄ちゃんというより、『恋人』の立場を欲しているようだった。
モヤモヤして気持ちが悪い。