イケメン部 〜第3巻〜
翌朝ーーー



「御影先輩、いますか?」



二年の教室。

御影の名前を出しただけで女子からの視線が一気に集まった。

さすがはモテ男…。



「まこちゃんなら入院してるけど。何か用?」



ドアの近くに立っていた女子生徒がこの言葉に反応し、澪和の姿をジロジロ見ながら答えた。





……まこちゃん





グサッと心臓に何かが突き刺さったような気がした。


そして、



「…入院」



その言葉を聞き、やっぱりか、と澪和は納得する。



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