イケメン部 〜第3巻〜
急に澪和の腕を御影が掴んできた。
固まる澪和。
「…せ、せんぱ」
「まだ帰るな」
「え」
御影の目は透き通っている。
とても綺麗な漆黒の瞳ーーー
「…1人は……心細いんだ」
「……っ!!」
そう言う御影の顔は、赤かった。
澪和はストン、と椅子に腰を下ろし、
「…分かりました。そばにいます」
御影に向かって微笑んだ。
その日の澪和は夜までずっと、御影の隣で見守っていたのであった。
固まる澪和。
「…せ、せんぱ」
「まだ帰るな」
「え」
御影の目は透き通っている。
とても綺麗な漆黒の瞳ーーー
「…1人は……心細いんだ」
「……っ!!」
そう言う御影の顔は、赤かった。
澪和はストン、と椅子に腰を下ろし、
「…分かりました。そばにいます」
御影に向かって微笑んだ。
その日の澪和は夜までずっと、御影の隣で見守っていたのであった。