【バレンタイン特別短編】棚の上の恋




その夜、エレナは昼間の出来事が夢だったのではないかと考えた。


溺れて意識がおかしかったせいで、ありもしない幻覚を見たのではないか。


本当にあんな人が存在するのだろうか。


たくさんの疑問が頭に浮かんでは消え、また浮かんでは消え……。


ついにエレナは1つの結論にたどり着く。







明日、また同じ時間にあの場所へ行こうと。







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