血まみれ椿姫
屋上
3年生の教室を出た俺は、自然と屋上へと向かっていた。
3人は確かにタバコ仲間だったかもしれないけれど、それだけで殺される理由につながるとは思えない。
陰でタバコを吸っている学生なんて、数えればきっと星の数ほどいるだろう。
その全員がチェンソー自殺なんてしていたらとんでもない事になる。
屋上へと続く重たいドアを開けると、風が吹き込んできた。
建物の中にいたらわからないけれど、強い風が吹いていたみたいだ。
「雨でも降るのかな」
そう呟いた時、屋上に人影があることに気が付いた。
フェンスの前に立って景色を眺めている女子生徒。
それが誰なのか後ろ姿だけで判別がついた。
「なんでここにいるんだよ、風花」
3人は確かにタバコ仲間だったかもしれないけれど、それだけで殺される理由につながるとは思えない。
陰でタバコを吸っている学生なんて、数えればきっと星の数ほどいるだろう。
その全員がチェンソー自殺なんてしていたらとんでもない事になる。
屋上へと続く重たいドアを開けると、風が吹き込んできた。
建物の中にいたらわからないけれど、強い風が吹いていたみたいだ。
「雨でも降るのかな」
そう呟いた時、屋上に人影があることに気が付いた。
フェンスの前に立って景色を眺めている女子生徒。
それが誰なのか後ろ姿だけで判別がついた。
「なんでここにいるんだよ、風花」