血まみれ椿姫
先輩
病院の先生たちをまいて近くのスーパーへ駆け込んだ俺は、城におばあちゃんから見せてもらった写真の事を説明した。
写真に写っていたのは6人。
写真を撮影したのは第一被害者の梁田さん。
そして、まだ被害に合っていないのは城と古家先輩の2人だと言う事。
俺のおばあちゃんも写真には写っていたけれど、直接伐採に関わったわけじゃないから大丈夫そうだ。
「椿森へ行く前に、古家先輩も呼んだ方がいいかもしれない」
俺はそう言い、スマホを取り出した。
「お前、連絡先を知っているのか?」
「……一応な」
俺はぶっきら棒にそう返事をした。
自分のファーストキスを奪った相手だ、嫌だ嫌だと言いながらもほんの少し興味が湧いても仕方がないだろう。
古家先輩に電話をかけると、3コール目くらいで電話に出た。
『もしもし?』
初めて聞く、電話越しの古家先輩の声。
写真に写っていたのは6人。
写真を撮影したのは第一被害者の梁田さん。
そして、まだ被害に合っていないのは城と古家先輩の2人だと言う事。
俺のおばあちゃんも写真には写っていたけれど、直接伐採に関わったわけじゃないから大丈夫そうだ。
「椿森へ行く前に、古家先輩も呼んだ方がいいかもしれない」
俺はそう言い、スマホを取り出した。
「お前、連絡先を知っているのか?」
「……一応な」
俺はぶっきら棒にそう返事をした。
自分のファーストキスを奪った相手だ、嫌だ嫌だと言いながらもほんの少し興味が湧いても仕方がないだろう。
古家先輩に電話をかけると、3コール目くらいで電話に出た。
『もしもし?』
初めて聞く、電話越しの古家先輩の声。