血まみれ椿姫
祠の扉に張り付けられているお札も、破れたり落ちたりしていない。
「ねぇ、これからどうするのよ」
「……わからない」
「古くなった祠を新しくしてみる?」
「そんな時間ないよ」
俺は先輩の言葉に左右に首を振った。
「なぁ、城この祠以外に何か聞いた話はないのか?」
「椿森についてなら、それしか知らない。あとは椿には美しい妖精が宿るとか、なんとか」
そう言いながら城は頭を抱えてうずくまった。
「どうした?」
「声が……」
城が苦しげにそう呻いた時、あの音が聞こえてきたのだ。
チェンソーの機械音。
「ねぇ、これからどうするのよ」
「……わからない」
「古くなった祠を新しくしてみる?」
「そんな時間ないよ」
俺は先輩の言葉に左右に首を振った。
「なぁ、城この祠以外に何か聞いた話はないのか?」
「椿森についてなら、それしか知らない。あとは椿には美しい妖精が宿るとか、なんとか」
そう言いながら城は頭を抱えてうずくまった。
「どうした?」
「声が……」
城が苦しげにそう呻いた時、あの音が聞こえてきたのだ。
チェンソーの機械音。