血まみれ椿姫
☆☆☆
そして放課後。
祖父が迎えに来ているという風花は先に帰り、俺は城と2人で校門を出た。
校門付近には大勢のマスコミがいたけれど、俺たちはなんとかその隙間を縫うようにして外へ出た。
「すっげぇな」
思わずつぶやく。
「全国ニュースだからな」
城は言う。
隣町と同じ事件が起きたと言う事で、世間は騒々しい。
一度目の被害者は女子高生。
そして二度目の被害者は男子高生だ。
性別は違うが、学生を狙っている可能性が高くなっている。
「三宅先輩ってあんなにガタイがいいのに狙われたんだよなぁ」
歩きながら俺は呟く。
ただの快楽犯なら、もっと殺しやすい人物を狙うだろう。
一度目のように女性とか、子供とか。
そして放課後。
祖父が迎えに来ているという風花は先に帰り、俺は城と2人で校門を出た。
校門付近には大勢のマスコミがいたけれど、俺たちはなんとかその隙間を縫うようにして外へ出た。
「すっげぇな」
思わずつぶやく。
「全国ニュースだからな」
城は言う。
隣町と同じ事件が起きたと言う事で、世間は騒々しい。
一度目の被害者は女子高生。
そして二度目の被害者は男子高生だ。
性別は違うが、学生を狙っている可能性が高くなっている。
「三宅先輩ってあんなにガタイがいいのに狙われたんだよなぁ」
歩きながら俺は呟く。
ただの快楽犯なら、もっと殺しやすい人物を狙うだろう。
一度目のように女性とか、子供とか。