ありがとうの花束を
君との出会い

キーンコーンカーンコーン



「羽月さんいるかな?」

クラスメイトの男子がちょっと待ってねと

私の元へやって来た


「羽月さん呼ばれるよ」

「あ、うん、ありがとう」



誰、だろ、、



「あ、俺、ゆきと同じクラスの翔太です」


「あ!!!翔太、、くん!」


「あの、羽月さんマネージャーに興味あるって聞いてさ」


「なんか、バスケ部マネージャー募集してるらしいね!」


「もしよかったら、俺がバスケ部の皆に紹介するから、見学きてくんないかなと思って」


「ちょうど、私も1人で行きにくかったんだ〜〜」


「そうなんだ!!それなら良かった。放課後教室行くから待ってて!」


「了解です!ありがとう!!」






「もも〜〜、おそ〜い!」

「さくちゃんごめんっ」



小動物みたいでフワフワしてるさくちゃんが

お腹すいたぁ〜〜と

待ち草臥れていた



「ところで、もも、さっきの人、違うクラスの人だよね?何、好きな人とか?」


「いや、全然そんなんじゃないよ〜〜。
バスケ部の見学のことで、来てくれたみたい」


「あ、マネージャー興味あるっぽいこと言ってたもんね」


「それにしても、結構さっきの人カッコよかった〜〜」


「そうかなぁ」



コクコクと、生クリームたっぷりのいちごサ
ンドを頬張りながら

美味しそうに、さくちゃんが食べると

ついつい可愛くって微笑ましくなる





バスケ部ってチャラそうなイメージ強かったけど

結構翔太くんみたいな優しそうな人がいるのかな、、


私はちょっとワクワクしながら

放課後教室で待っていた。


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