秘密の糸Season1㊦
「…実は今井上さんと付き合ってて…」

「え!?」

その時二人が驚いていた。

「井上さんってあの!?バイト先の!?」


舞由香が聞いた事もないくらいビックリしていた。


「…最近なの?」


そう言った美菜も唖然としていた。

私はコクリと頷いた。

「…さっき話したあの後ね、井上さんからLINEが来て
私…井上さんに電話を掛けたの。ちゃんと、話し合えって言ってくれたのも井上さんだったから。」

「…そうだったんだ。休学中にそんな…。」

「それは辛かったよね円花…。」

「あーもう!ほんっと晋ちゃんムカつくわ!」

「…私も。」

「円花?」

「最初は辛かった。…でも雪都が傍にいてくれたの。」

雪都がいなかったら私は大学にも来れなかったかもしれない。

辛い日々もずっと続いていたかもしれない。






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