秘密の糸Season1㊦
【円花side】

その頃、私は雪都からのLINEを待っていた。

「もー雪都まだ??」

気がつけば、雪都から既読がついてから1時間経ってた。

「…今日梨絵さんと一緒だったよね?まさか…。いやいややめよう。」

雪都と付き合ってからは、スマホを見て毎日ソワソワするのが日課になっていた。

「明後日は旅行だもんね…🖤」

気づけば、頭の中は明後日の旅行の事ばかり考えていた。


だから私は、この時浮かれていて

まだ何も知らなかった。

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