秘密の糸Season1㊦
チュク…


その時、井上さんの舌が口の中に入ってきた。

チュル…

舌が入ってきたのが分かる。

「ハア…っハア…っ」


呼吸が乱れる。


「ハア…っ三田倉…。」

「ハア…っ井上さん…。…もっと下さい…。」

もっともっと欲しい…。


今の私は欲張りだ。


なんでもいいから消したい。

あの光景を…。

音を…。

私の頭の中から

「…っお願い!」

私は井上さんにキスをした。

「三田…倉」

チュル…クチュクチュ

そして私達は何度も舌を絡ませた。


もっと忘れたい、頭の中から決してもう出ないように…


ドサ

「…三田倉」


「井上さん…」


「…本当に良いんだな?」


「…はい、お願いします」


そして首を舐められ、服に手が入った。
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