秘密の糸Season1㊦
「ごちそうさまでした!
ありがとうございました!」

「ああ…。あ、そうだ。服乾いたから。浴室に置いてあるから着替えてこいよ」

「ありがとうございます!」

私は浴室に行き、着ていた服に着替えリビングに向かった。

「何から何まで本当にありがとうございました。」

私がそう言ったその時

井上さんが口を開いた。

「…なあ、三田倉。昨日あんな事言ったけど、まだ彼氏の事が忘れられないなら俺の返事答えなくて良いから。」

「…え?」

「…昨日三田倉は目の前であんな事が起きたんだし、そのせいでショックを受けてた。
俺はただそんな三田倉がほっとけなくて、
側にいただけだから。
あのショックから解放するために
あんな事しただけだから…だから。」

井上さんの言った言葉を聞き、私は少し考えた。

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