秘密の糸Season1㊦
「着くまで時間掛かるから、何か飲むか?今茶ならここにあんけど」

そう言って零士はウチにペットボトルのお茶を渡してきた。


(…零士にしてはきがきくなー)



…この時まではそう思っていた。



「ありがとうございます!頂きまーす!」



そう言ってウチは貰ったお茶を一気に飲んだ。


ゴクゴク


その瞬間


視界がボヤけてきた


「どうした?」



(あ…れ…眠気が…)


視界がボヤケてよく見えない。


「…か」


声はかすかに聞こえるけど視界がどんどん暗くなった。


ゴト


そしてウチはそのまま目を閉じた。



「…くく楽しみだな盟加」
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