秘密の糸Season1㊦
目隠しを外された瞬間、


(…え?)


そこには


「へえースタイル良いじゃん」


「俺、タイプかも〜」


「起きたか、盟加」

零士を含めて、三人の男が立っていた。


タトゥーが入った、いかにもヤバそうな男達だった。


「ね!ねえ!何なのこれ!外してよ!」


(ピクリともしない…)


そのうち、1人の男がウチの前にしゃがんだ。


「大丈夫だって、すぐに終わるから」


そう言って、その男はうちの顎を掴んだ。


「へえー…マジでかわいいじゃん。これは楽しみだな」


「触んな!」


ウチはすぐさまそいつから顔を反らした。


「って…!…良いねー俺気強いやつタイプ〜さっさとヤッちまおうぜ零士」



「俺もさっさとヤリてー」



「待てってお前らー」


「…零士さんどういうことですか?」


(誰だよこいつら…)



「どうも何もこれが俺の副業だから。」



(…副業?)


「ひでー零士ww」


「副…業…?」


「そ、お前らみたいな読モを動画で撮ると、金になんだよ」


「動…画?」


「お前どうせ処女じゃねえーんだし、別に良いだろこんくらい」



「何言って…」



さっきから何を言ってるのか、全然分からない…。



「まあ、すぐさま分かるから。」


そう言って、零士は黒い笑みでウチを見た。


(…マズイ)



「話はおしまい、盟加感謝しろよ?目隠してやんだからお前らしっかり抑えとけよ?」


「へーへ」


「お前、俺にもまわせよ」



「はいはい」


「楽しみだねー盟加ちゃん」




その時、1人の男に口を抑えられた。

「!?」


そしてもう一人の男が、ウチの来ていた服をハサミで破った

ビリビリ


「…!」

(…やっ!)


「ひゅー♪胸デケェ♪」

(やだ…)

足をバタつかせるにも抑えられつけてて、ビクともしない。

「ふ…っんん!」


…こんな事なら、ちゃんと須藤さんの話聞いてれば良かった…



「…お前もバカだよなーまんまと俺に騙されて
おめでたい奴。」


…悔しい。


だけど、その通り。


…零士の言う通りだ。


ウチはバカだった。


「まあ安心しろよ、たっぷり可愛がってやるから」


カチャカチャ


その時零士が、ベルトを外しだした。

「お前らしっかり撮れよ、そうだなータイトルは読モ武藤盟加夜は淫乱モデルかな」

「はははははは」

そう言って2人の男達が笑いだした。


(誰か…助けて!)
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