秘密の糸Season1㊦
第62話共犯
【晋一】

あれからスマホを何度も見るが、円花からの連絡はなかった。

俺も、何度も掛けようと思った。

しかし、掛ける事が出来なかった…。

「ハァ…どうしよう…最低だ俺…。」

後になってすごく後悔した。


何であんな事をしたのか…。


何で円花にちゃんと話さなかったのか…。

俺はただその事に触れたくなくて逃げていた。

「ちゃんと話さないと…。」

決心して電話を掛けようとしたその時、

ピンポーン

チャイムが鳴った。





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