秘密の糸Season1㊦
「どうぞ」

「…お邪魔します」

そして私は玄関で靴を脱いだ。


「ふー…疲れたな」

そう言って雪都は、着ていた上着をその場で脱いだ。

私はその時、雪都の背中に腕を回した。

「ねえ…雪都」

「どうした?」

「…好き。」

「何だよ急に…。俺もだけど」

そう言って雪都は、背中に回した私の腕をギュッと上から握った。

「…私、これからも雪都の彼女だから。」

…絶対

「…ん。」

その時、雪都が身体を私の方に向けた。

「ありがとう。」

そう言って雪都は優しく私に微笑んだ。


そしてそんな雪都に私は


自分からキスをした。


「円花…んっ」


そして自分から舌を入れた。


「…チュル。クチュ」


「ハア…っま…」

もっともっと受け入れて…私を

「んっ…」

しばらくして唇を離した。

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