秘密の糸Season1㊦
「誰だ?こんな時間に…円花か?」
円花と思い、俺はドアの穴からそろーっと覗いた。
が…そこにいたのは円花ではなく
…清羅さんがだった。
俺は思わずびっくりして、その場でしゃがんでしまった。
(…何で俺の家に清羅さんが!)
この家は円花しか知らないはず…。
なのにどうしてあの人が…!
その時
コンコン
「晋一君開けて?話したい事があるの…」
ドアの外から清羅さんの声が聞こえた。
焦った俺は思わず
「帰れよ!」
怒鳴ってしまった。
その時
か細い声で清羅さんが話し始めた。
「…秀一から全部聞いた、三田倉さんの事、本当にごめんなさい…。ちゃんと謝りたいの…
だから開けて…?」
「いいから帰れよ!!」
今の俺は正直誰とも会いたくなかった。
特にこの人だけは…。
(そんな気分じゃねーよ)
内心イライラしてたんだ。
だけど…。
「嫌!帰らない!開けてくれるまで私、ここにいるわ!」
清羅さんは食い下がってくれなかった。
その時
同じマンションの住人の笑い声が階段から聞こえた。
…これ以上、騒がられたら迷惑だ。
そう思った俺は、
ガチャ
ドアを開けた。
「…迷惑だから入れよ。」
そして清羅さんを家に入れた。
円花と思い、俺はドアの穴からそろーっと覗いた。
が…そこにいたのは円花ではなく
…清羅さんがだった。
俺は思わずびっくりして、その場でしゃがんでしまった。
(…何で俺の家に清羅さんが!)
この家は円花しか知らないはず…。
なのにどうしてあの人が…!
その時
コンコン
「晋一君開けて?話したい事があるの…」
ドアの外から清羅さんの声が聞こえた。
焦った俺は思わず
「帰れよ!」
怒鳴ってしまった。
その時
か細い声で清羅さんが話し始めた。
「…秀一から全部聞いた、三田倉さんの事、本当にごめんなさい…。ちゃんと謝りたいの…
だから開けて…?」
「いいから帰れよ!!」
今の俺は正直誰とも会いたくなかった。
特にこの人だけは…。
(そんな気分じゃねーよ)
内心イライラしてたんだ。
だけど…。
「嫌!帰らない!開けてくれるまで私、ここにいるわ!」
清羅さんは食い下がってくれなかった。
その時
同じマンションの住人の笑い声が階段から聞こえた。
…これ以上、騒がられたら迷惑だ。
そう思った俺は、
ガチャ
ドアを開けた。
「…迷惑だから入れよ。」
そして清羅さんを家に入れた。