秘密の糸Season1㊦
「盟加すごいじゃん!おめでとう!」

「ありがとう!華恋」

「すごいじゃん〜!wサプライズじゃん!」

「でもウチで良いんかな?うっかり頑張りますって言ったけど…」

正直、まだ不安ではあった。

正直言ってウチはまだページ少ないし

モデルとしてもまだまだ未熟だ。


その時

華恋が口を開いた。

「何言ってんの!そんなん誰だって最初は不安だよ!
でもさ!sgTVに出れるんだよ?
それに、盟加が1位なれたのも、
それだけたくさんの読者が盟加を見てくれていたからでしょ?
その人達が盟加を今まで輝かせてくれてたんだよ!?
だったら今度は盟加がその光を受け止めなきゃ!
じゃないと、応援してくれた読者に失礼だよ!」

そう言って華恋は励ましてくれた。

その時華恋に言われウチははっとした。

そうだ…

この人達は雑誌を買ってくれて、


その上でウチの事を知ってくれた。


今までウチを輝かせてくれた。


この人達だけじゃない。

カメラマンさん、スタイリストさん、

編集部の皆さん、ヘアーメイクさん、

モデル仲間、社長、

そしてsistergirl

その全部がウチにたくさん光を与えてくれた。

だからこそウチは受け止めなきゃならない。

こんな大事な事に気づけなかった。

「ありがとう!華恋!ウチ大事な事に気づけてなかった!ウチやるよ!」

「がんばれ盟加!私は応援してるから!」

「うん!ありがとう」

そしてウチはメイク室に向かった。


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