一番そばに。
そして、恐る恐る



「…梓羽さ、佐々木くんの事、どう思ってるの?」



意味の分からない事を訊ねてきた。

私は思わず、キョトンとしてしまう。



「どうって…。別に…。幼馴染?」



当たり前の回答。

だけど美咲はこの答えを聞いて、難しそうな表情をした。



「ダメだこりゃ」


「…?」



もう、朝から美咲の言っている事が理解できなくて楽しくない!



ぷくーっとほっぺたを膨らませている私を見て美咲は、



「佐々木くんも大変だね」



また意味の分からない言葉を掛けてくるのだった。


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