一番そばに。
「うっわ、大河に言われても嬉しくなーい!」



いや、内心嬉しかったりする。

けど、そんな事言ったら絶対調子に乗るのが丸わかりだ。



大河はそれを聞くと、



「あっそ」



冷たい返事をして、購買のメロンパンにかぶりついた。





ほんと、モテるんだから女嫌い治せばいいのに…





なんて思っていても口に出したら怒られそうだから言わずに心に閉まっておこう。




メロンパンを食べ終わると、大河はおもむろに椅子から立ち上がって、私の方へ近付いてきた。



「な、何…?」



いきなりの行動に身体が固まる。



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