一番そばに。

氷室くんと大河




大河が部屋に来る。

久しぶりのことすぎて、なんか緊張しちゃう。



「お風呂入ったし、パジャマに着替えたし、もう準備完了!」



あとは寝るだけ!
っていう所まで支度を整えて、大河を待つことにした。




時刻は午後9時半。



「…もうそろそろだ」



ソワソワしながら待っていると、



ガチャ…



「…遅くなった」


「…ほんとに来た」



大河が部屋に入ってきた。

私のこの言葉を聞いて、少し不機嫌になったみたいだけど…。



大河はドカッと私のベッドに腰を下ろす。



「…今日はここで寝る」


「…は!?」



そのままゴロンと後ろに倒れながら、こんな意味のわからない事を言ってきた。





ここって…
ここ(私のベッド)…!?





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