一番そばに。
「…な、なに?」
恐る恐る訊ねてみる。
大河はジッと私の目を見つめたままでーーー
こっちのが心臓に悪いよ!
無言で見つめられたら怖いって!
心の声が漏れちゃいそうだった。
暫くの間また沈黙の時間が続いたと思いきや、
「…腹減った」
「…は?」
お腹をグルグルとさすりながら呟く大河。
呆れた。
そんな事を言うためだけに…
私は大きくため息をついて、
「…ご飯、きっともう出来てるから…。1階に降りようか」
「ん」
階段を降りていくのだった。
リビングに向かうと案の定、朝食は用意されていて、
「おはよう、2人とも!遅かったじゃない」