一番そばに。
「…なに笑ってんだよ」
「…へ?」
ムスッとした顔でこちらを見上げてくる大河。
「バカにしてきたからお前の分も食べてやる…!」
…と、私のトーストに手を伸ばしてきた。
「ちょ、やめてよ!私の!」
大河の手にあるトーストを無理やり取ろうとしたが、ひょいっと交わされてしまう。
そしてその勢いで…
「うわっ!」
「…っ!!」
ポスッと座っている大河の上にダイブしてしまった。
「…あらあら」
それを見ていたお母さんは、ササッとどこかへ行ってしまう。
ちょ、お母さん…!?
こんな所で空気読まなくていいから…!!
慌ててどこうとしたが、
「…わっ!」