一番の君。
「久しぶり、泪ちゃん。」
「始業式ぶり~!」
声を掛けられた。
あの時の。
そう、お兄さんズ。
口は笑っているが、目が笑っていない。
明らかにこちらを敵視している。
そりゃそうかもしれないけど。
いや、そうじゃないでしょ。
私なにも悪いことしてない。
一歩引いて身構えるが、
簡単に囲まれてしまった。
隣の凛は怯えて私の陰に隠れてる。
流石に、
強面のお兄さん四人に囲まれちゃ、
私もビビるよ。