いっしょのきもち
そして、春
光希くんから連絡が来た。
午後3時に、神社の鳥居のした。
集合ってことは、みんなもいっしょかな?
神社か……
光希くんと手を繋いだ場所。
懐かしいな。たった数ヶ月前なのに……もう戻れない。
光希くんには優子ちゃんがいる。
4月からは近くにいられない。
鳥居のした。待ってたのは光希くんだけだった。
「あれ?みんなは?」
「俺が呼んだの美月だけだよ。」
「え?なにか用事?」
「……ここ、覚えてる?」
「ん?みんなで夏祭り来たとこでしょ?」
「そう。俺たちが手を繋いだところ。」
えっーーー
急に光希くんに手をとられた。
「俺は美月が好き。美月は、俺と共通点が多いから仲良くなったのかもしれない。でも、共通点が1こもなかったとしても、俺は美月が好きになったと思う。」
うれしくて涙がこぼれてくる。光希くんも私が好きなんだ。
「私も光希くんが好き!!!!」
言ってしまってはっとした。
「優子ちゃんは?優子ちゃんと付き合ってるんでしょ?」
「へ? 」
「バレンタインの時、優子ちゃんに好きって………」
あのとき、たしかに光希くんは言っていた。
「なっっ、おまっ。あれ、聞いてたの?!」
「うん。」
「どこから聞いた。」
「優子ちゃんにむかって、『俺は、好き』って………」
あー。思い出しただけで、涙でそう……
「聞くならちゃんと聞けよ。あのときは告白断ってたの。
ごめんって言ったら、美月が好きなのかって訊かれて……
美月が誰を好きだったとしても、俺は美月が好きって答えたの。」
へ?!
なんだ
「そうだったんだ。私勘違いしてたよ。」
「美月こそ、バレンタイン好きなやつにあげたんじゃないの?」
「それは、、光希くんにあげようと思ったらあの場面見ちゃって…」
「俺は、、美月からもらえるんじゃないかって期待してた。でも、もらえなくて、落ち込んだ。」
なーんだ。
「私たちまたいっしょだったんだね。勘違いしてかってに失恋してたんだ。」
「なぁ、もう一回言って?俺を好きって。」
「光希くんが好き。」
光希くんはうれしそうにわらって、そっと抱き締めてくれた。
午後3時に、神社の鳥居のした。
集合ってことは、みんなもいっしょかな?
神社か……
光希くんと手を繋いだ場所。
懐かしいな。たった数ヶ月前なのに……もう戻れない。
光希くんには優子ちゃんがいる。
4月からは近くにいられない。
鳥居のした。待ってたのは光希くんだけだった。
「あれ?みんなは?」
「俺が呼んだの美月だけだよ。」
「え?なにか用事?」
「……ここ、覚えてる?」
「ん?みんなで夏祭り来たとこでしょ?」
「そう。俺たちが手を繋いだところ。」
えっーーー
急に光希くんに手をとられた。
「俺は美月が好き。美月は、俺と共通点が多いから仲良くなったのかもしれない。でも、共通点が1こもなかったとしても、俺は美月が好きになったと思う。」
うれしくて涙がこぼれてくる。光希くんも私が好きなんだ。
「私も光希くんが好き!!!!」
言ってしまってはっとした。
「優子ちゃんは?優子ちゃんと付き合ってるんでしょ?」
「へ? 」
「バレンタインの時、優子ちゃんに好きって………」
あのとき、たしかに光希くんは言っていた。
「なっっ、おまっ。あれ、聞いてたの?!」
「うん。」
「どこから聞いた。」
「優子ちゃんにむかって、『俺は、好き』って………」
あー。思い出しただけで、涙でそう……
「聞くならちゃんと聞けよ。あのときは告白断ってたの。
ごめんって言ったら、美月が好きなのかって訊かれて……
美月が誰を好きだったとしても、俺は美月が好きって答えたの。」
へ?!
なんだ
「そうだったんだ。私勘違いしてたよ。」
「美月こそ、バレンタイン好きなやつにあげたんじゃないの?」
「それは、、光希くんにあげようと思ったらあの場面見ちゃって…」
「俺は、、美月からもらえるんじゃないかって期待してた。でも、もらえなくて、落ち込んだ。」
なーんだ。
「私たちまたいっしょだったんだね。勘違いしてかってに失恋してたんだ。」
「なぁ、もう一回言って?俺を好きって。」
「光希くんが好き。」
光希くんはうれしそうにわらって、そっと抱き締めてくれた。